こんにちは、院長の宮脇大です。
「引っ越しで、今のクリニックに通えなくなってしまって・・」 「転勤先でCPAPを続けられるところを探しているんです」 「今の病院が遠くて、もっと近く(またはオンライン)に変えたい」
CPAP治療をしていると、こういう「転院したい」というお悩みにぶつかることがあります。
でも、いざ変えようとすると、 「機械はどうなるの??」「また一から検査?」「データは引き継げるの?」と、 分からないことだらけで不安になりますよね・・。
今日は、CPAPの転院をスムーズに進めるための手順を、医師の立場から整理してお話ししてみますね。
CPAPの転院は、思っているより難しくありません
まず安心してほしいのですが、CPAPの転院は決して特別なことではありません。
引っ越し・転勤・通院負担など、理由は人それぞれですが、 治療を続けるためにクリニックを変えるのは、ごく自然なことなんです。
大事なのは、「治療を中断させずに、きれいに引き継ぐ」こと。 ここさえ押さえれば、転院でつまずくことはほとんどありません。
転院のときに用意しておくとよいもの
転院をスムーズにするために、できれば以下を準備しておくと安心です。
- 今お使いのCPAP機器の機種名(本体やマスクに記載があります)
- これまでの診療の経過がわかるもの(診療明細や「治療の記録」など)
- 検査の結果(簡易検査やPSG=精密検査の数値があれば理想的)
- 今の治療で困っていること(眠気が残る、マスクが合わない 等)
特に機種名は大切です。 機種によって、その後の対応が変わることがあるからです(これは後で詳しくお話しします)。
もし手元に検査結果が見当たらなくても、大丈夫です。 まずは今わかる範囲で教えていただければ、こちらで確認しながら進めていきます。
転院で一番気になる「検査はやり直し?」問題
「転院したら、また最初から検査ですか??」 これ、本当によく聞かれます。
CPAPが保険で続けられるかどうかは、もともとの検査結果(無呼吸の重症度)が基準になります。
- 簡易検査でAHI(無呼吸・低呼吸指数)が40以上
- 精密検査(PSG)でAHIが20以上
こうした基準を満たしてCPAPが始まっているはずなので、 過去の検査データが引き継げれば、一から検査をやり直す必要は基本的にありません。
※ AHIの基準値や保険適用の条件は変わることがあります。最新の基準は医療機関にご確認ください(2026年6月時点の一般的な目安です)。
ですので、転院のときは「これまでの記録をできるだけ持ってくる」ことが、遠回りを避けるコツになります。
オンラインを活用すれば、通院負担そのものを減らせる
転院を機に、「そもそも通院の回数を減らせないか」を考えてみるのもおすすめです。
最近のCPAPは、使用データが毎日クラウド経由で医師に共有されます。 使用時間や治療下の無呼吸の状態が日々把握できるので、対面に来ていただかなくても、精度の高い診察が可能なんです。
当院では、こんな流れで引き継ぎます。
- LINEで相談・予約:今の状況とお使いの機種を教えてください。
- 初回|対面診察:これまでの治療を引き継ぎ、機器を確認します。
- 2回目|対面診察:状態を確認し、オンライン移行を判断します。
- 3回目以降|オンライン診療:状態が安定していれば、ご自宅から継続できます。
「最初の2回はしっかり対面で、その後はオンラインで」という設計なので、 遠方への引っ越しや忙しい方でも、無理なく続けやすくなります。
オンライン診療の仕組みについては、CPAPの通院がつらい方へ — オンライン診療に切り替える条件と流れで詳しくお話ししています。
費用は変わるの?
転院したからといって、CPAP治療の基本的な費用が大きく変わるわけではありません。
CPAP治療は保険適用で、継続の場合は**1か月あたり約4,170円〜**が自己負担の目安です(保険3割負担・2026年6月時点)。 当院では、オンライン診療料やシステム利用料などの追加費用はいただいていません。
※ 自己負担額は保険の負担割合や診療内容で変わります。詳しくは医療機関にご確認ください。
Doctor’s Fitness 診療所では
当院は新大阪駅から徒歩1分。睡眠障害内科を標榜し、CPAP治療とオンライン診療に対応しています。
「引っ越しで通えなくなった」「通院の負担を減らしたい」—— そんな方の転院・継続のご相談を、いつでもお受けしています。
土日も診療していますし、ご予約は24時間受付。 まずは、お使いの機種と今の治療状況をLINEで教えてくださいね。 「ブログを読みました」と添えていただければ、私が直接対応します。
LINEでのご相談は無料です。
転院は、治療をあきらめる理由ではなく、続けやすくするためのきっかけにできます。
「通えなくなったから、もうやめようかな・・」と思う前に、 一度ご相談いただけたらうれしいです。
次回は、「今の機種のままCPAPは続けられる? — 転院時の機器の引き継ぎ」について お話ししてみようと思います。
それでは、また!
#CPAP #転院 #引っ越し #オンライン診療 #睡眠時無呼吸症候群